地球科学部の活動

2017年1月の記事一覧

地球科学部 チームVincent大活躍

1月14日(土)、国立科学技術館「ユニバース」のライブショーのゲストとして、地球科学部の2年生が、2回の講演を行いました。
ほぼ、満席のシアターの観客のみなさんから、絶賛の声!! ライブ中継をしていた、ヤーキス天文台(アメリカ)からも、"excellent "という賛辞の声!!



講演概要
 ゴッホの「ローヌ川の星月夜」に描かれている星ぼしは、北斗七星だと思われていた。だが、夜景に描かれているアルルの街は南西に広がり、北斗七星は北の空にある。そこで、ペガスス座を描いたのではないかという説が浮上した。これまでは、恒星の配置だけの議論だったが、私たちは「星の明るさ」を絵画から求めてみた。その結果、北斗七星の方が強い相関を示した。また、恒星の色指数との関係を調べたところ、ゴッホの目は赤色感度の弱いことが実証された。私たちは、絵画に描かれた事物などから、この絵画は1888年9月12日(水)前後、上弦の月の時期に描かれたものと推定した。ゴッホは月が出ている夕方から、町並みを描きはじめた。このとき向いていた方角は南西である。そして月が沈み、星がよく見えるようになった23時過ぎ、南西に見える星よりも、彼の目には北斗七星が印象に残ったため、空には北斗七星を描いた。キャンバスに「ウソ」を描かないというゴッホだが、この「ローヌ川の星月夜」については、芸術家らしい作業をしたといえる。

科学技術館「ユニバース」にゲスト出演

1月14日(土)、国立科学技術館「ユニバース」に、ゲスト出演します。
昨年から研究している「ゴッホの見た星」というテーマで、4名の2年生が登場。
毎回のゲストは、第一線の研究者ばかりですが、科学技術館初の高校生かもです。
みなさん、ぜひご覧ください。